花は最高の贈り物

今年の誕生日は休暇をとって1日のんびり過ごした。

次の日に職場に行くと、たくさんの贈り物をいただいた。贈り物の中身はどうであれ、お祝いしてくれる、その心遣いが嬉しいものである。

でもやはり、花をもらうのはとても嬉しい。街の花屋さんやスーパーのレジの前で綺麗な花を見かけても、毎日自分のために花を買うという贅沢はできていない。やはり贈り贈られるに相応しいのが花だろう。

誰かに贈る花を選ぶのもとても楽しいものだ。職場の近くの花屋さんはお気に入りである。そこにはカナリヤがいて、綺麗に囀っている。そのカナリヤはなんと、自由に店の外を飛び回って、また店に自ら帰ってくるそうだ。たくさんの花に囲まれてさぞ居心地がいいのだろう。そこのインド人らしい店主さんも、笑顔が素敵な方である。

居間のソファーの前の小さな机の上に、頂いた花を置いた。夫からもらった花と一緒に並んで置かれている。毎日仕事から帰って居間に入ると、その花たちが迎えてくれる。

花というものは、平凡でありきたりだが、最高の贈り物だと思う。その美しい色で私たちを喜ばせ、目に見えないエネルギーを与えてくれる。花のように静かに、そこにいるだけで人々を癒す存在とは、なんて素敵なのだろうか。

お誕生日に頂いた花