花は最高の贈り物

今年の誕生日は休暇をとって1日のんびり過ごした。 次の日に職場に行くと、たくさんの贈り物をいただいた。贈り物の中身はどうであれ、お祝いしてくれる、その心遣いが嬉しいものである。 でもやはり、花をもらうのはとても嬉しい。街の花屋さんやスーパー…

湖畔の散歩

夫から「今日散歩に行こうか?」と声をかけられて、思わず「私もそう思ってたとこ!」と答えた。そこで、川沿いの道を湖まで歩くルートに決めた。湖まで着くと夫が「ここまで来たなら湖の周りも散歩しよう」と言ったので、そのまま湖の周りを歩いた。私の街…

クグロフ型のマーブルケーキ

今日、人生初のクグロフ型を使ってマーブルケーキを焼いた。出来は上々だ。夫が美味しいと言ったのでよし。色々なネットのレシピを比較検討して選んだレシピ。甘過ぎなくてちょうど良い。端がカリッと焼けた出来立てをいただいた。本当は少し粉砂糖を上から…

君たちはどう生きるか

宮崎駿の新作映画「君たちはどう生きるか」を観た。観る前に少し情報収集したところによると、賞賛派と批判派の二局に別れているということだったので、果たして自分はどう感じるのだろうという思いで映画館に向かった。こちらでは日本語のオリジナル版は深…

ミッシャ・マイスキー

昨日、チェロ奏者のミッシャ・マイスキーのコンサートに行ってきた。私の住んでいる街に近年新しく建てられた、有名なコンサートホールでのコンサートだった。マイスキーのコンサートに行ったのは20年ぶりであろうか。生前の母と一緒に日本で行って以来だ…

大晦日

今年の大晦日は友達の家に集って過ごした。こちらではお決まりの大晦日の打ち上げ花火をし、ドーナツを食べ、物知りクイズゲームをした。集まったのは大人9人と子供一人である。友達のいとこが美味しいスープを作って持ってきてくれた。7年前に出会った時…

5年ぶりの一時帰国

今年、5年ぶりの一時帰国を果たした。コロナのせいもあり、長い間帰国が遠のいていた。幸いなことにまだホームシックにかかったことがなく、現地の生活に溶け込んで楽しく暮らせているせいでもある。しかし、やはり日本に帰ると、訪れたい場所がたくさんあ…

異国の中の異国

この地域に引っ越してから9年が経った。近所にあるトルコ人経営らしき食料品店には今日まで一度も足を踏み入れたことがなかった。しかし今日は意を決して店の中へと入った。お目当てはお米だ。今まではイタリア産の日本米を買っていたが、最近値段が上がり…

同じということ、違うということ

「皆と同じだと安心する」という心理があるが、私は逆だった。昔から、皆と同じだと不安になった。自分の意思で選んでいないのではないかと不安になる。だから、敢えて多数派とは違う道を選ぶ傾向があった。似たような思想を持つ人の集団にいると、不安にな…

無知

わからないことがたくさんある。死後も意識は存在し続けるのか。誕生には何かしらの大いなる意図が働いているのか、それとも全ては偶然の産物なのだろうか。一番大切なことを何も知らない私たち。人生の重要な選択に迫られたとき、誰かに助言をしたい時、大…

母との幼い頃

子供の頃に好きだった色は黄色だ。それも透き通るような光の色。 幼い頃、母は専業主婦で、私は4歳になって幼稚園に通うようになるまでいつも母と一緒に過ごしていた。ある日私は庭で見つけた三角形の綺麗な石を母に見せながら尋ねた。「お母さん見て、これ…

ザコパネで過ごした夏の休暇

今年の夏は趣向を変えて、山の麓のザコパネという町で、夫と2人で夏の休暇を過ごした。ザコパネはポーランド南部のスロバキアとの国境に位置し、夏は登山、冬はスキーを目的にたくさんの人々が訪れるところだ。今までの夏は幾度となくポーランドの北部の海沿…